こんにちは!20代最後に3週間かけてアメリカを横断してきました、Nanakoです!
友人4人でキャンピングカーをレンタルして駆け抜けたあの日々はとても刺激的で、一生忘れられない思い出になりました。
- どれくらいの期間があれば横断できるの?
- おすすめのルートが知りたい!
- 費用はいくらかかるの?
という疑問にお答えしていきます。
アメリカ横断 期間は3週間
今回私たちは2019年5月21日から6日11日まで約3週間かけてアメリカを横断しました。
走行距離は、フロリダ州のオーランドからカリフォルニア州のサンフランシスコまで、約6,000km。
(googleマップ上での計算なので、実際にはもう少し距離は長いはず!)
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移動を開始したのは5月23日、目的地到着が6月10日なので、実質19日でこの距離を走り切りました。
そこそこ見所が多い南部ルートを通りましたが、主要な観光スポットはほぼ立ち寄ることができ、途中のキャンプ場でゆったりBBQなど旅の過程を楽しむ余裕がありました。そういう意味では3週間は正解だったなと思います。
それでも、時間が足りなくて仕方なく諦めた観光地もあったので、4週間あればさらに余裕をもって旅ができるなというのが正直な感想。
ここは予算や時間との相談ですね。
アメリカ横断 ルートの作り方とおすすめ横断ルート
アメリカ横断といっても様々なルートがあるので、最初はどのようにルートを決めたら良いのか迷ってしまうものです。
色々な決め方があると思いますが一番簡単な方法は、
- 行きたい所をなんとなく決めておく
- その場所を通るようにしてルートを決めていく
という手順が一番手っ取り早くておすすめです。実際に私たちもメンバー全員で行きたい場所を出し合ってルートを選定しました。
ちなみに、かなりざっくりですがアメリカを3週間で横断するなら以下のようなパターンが多いです。
パターン② ニューヨークからシアトルまでの北部ルート
パターン③ フロリダからLAまでの南部ルート
各々の行きたい場所によっては必ずしも上記ルート通りにはいかないですが、大体アメリカ横断のルートを調べると皆さんこんな感じです。
おすすめ横断ルートは南部+グランドサークル
横断メンバーの行きたい場所を集計した結果、
南部ルートにグランドサークルを加えたルートを通って横断することになりました。
グランドサークル(The Grand Circle)は、アメリカのユタ州とアリゾナ州の州境にあるパウエル湖という巨大な人造湖を中心に、半径230km の円を描いた時、その円(サークル)の中に含まれるエリアの呼称。10の国立公園、16の国定公園、19の国立モニュメントや州立公園が、その円(サークル)の中に含まれる。 出典元:Wikipedia
実際に地図で見るとはこんな感じです。(ルートを作る時は、Googleマップのマイマップ機能が便利。)
↓
フロリダからテキサスまで真っすぐ進む
→グランドサークルへ北上(ジグザグ進みます。)
→ロサンゼルス
→サンフランシスコという感じでした。
これぞアメリカ!という場所を存分に感じられる欲張りルートだったなと大満足しています!
アメリカ南部の見どころ&実際に訪れた場所
アメリカ横断を通して、南部の主な観光スポットはほぼ観ることができました。今回は私たちが周った観光スポットを南部ルートの見所紹介を兼ねて紹介していきたいと思います。
ウォルトディズニーワールドのハリウッドスタジオ -Walt Disney World Resort / Hollywood Studio-
今回の旅行のスタート地点。日本のディズニーリゾートとは比べ物にならない規模でした!
特にハリウッドスタジオはスターウォーズファンの私にとってどっぷり世界観に浸れる最高な場所でした。
ニューオーリンズ -New Orleans-
ルイジアナ州にあるジャズの町、ニューオーリンズ。オシャレなカフェや雑貨などが立ち並び、あちらこちらからジャズの生演奏が聞こえてくる、音楽好きにはたまらない街。
どこかカリブの国と雰囲気が似ていて、また訪れたい街のひとつです。
ヒューストン -Houston-
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道路の車線の多さから巨大なビル等、すべてがデカいテキサス州。特に一番の見どころのジョンソン宇宙センターは圧巻でした。アメリカと宇宙を感じたいなら絶対に行くべきスポット!
オースティン -Austin-
現代アートで飾られた街歩きが楽しかったオースティン。郊外にあるテキサスBBQ「Salt lick」で食べたランチは忘れられません。
サン・アントニオ -San Antonio-
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アメリカのヴェネチアとも呼ばれているサンアントニオ。その呼び名の通り数キロにわたって続くリバーウォークにはオシャレなレストランが立ち並んでいて歩いているだけで楽しかった。一晩しかいられなかったのが残念!
マーファ -Marfa-
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ほとんど何もないマーファですが、ここを目指す人の多くは砂漠地帯にポツンと存在するフォトジェニックスポットが目的です。笑 その気になるスポットとは・・・?
ホワイトサンズ国立公園 -White Sands National Park-
一面真っ白な世界を楽しめる国立公園「ホワイトサンズ」。雪ではなく真っ白な砂が広大な敷地を覆っています。ニューメキシコ州に来たなら必ず立ち寄りたいスポット。
サンタフェ -Santa Fe-
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アメリカで一番古い街、サンタフェ。インディアンのクラフトショップやメキシカンカルチャーなど、古き良きアメリカを味わいました。
もし私がバイヤーだったら、買い付けに戻りたいくらい買い物が楽しい街です。笑
グランドサークル -The Grand Circle-
アメリカ横断の一番の目玉と言っても過言ではない!モニュメントバレーやアンテロープキャニオン、ホースシューベント、グランドキャニオンなど見所がたくさん!ここでの絶景は一緒忘れられません。
セドナ -Sedona-
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地球屈指のパワースポットとして有名なセドナ。街全体がパワースポットなので、いるだけで身体中がエネルギーで満たされている感覚でした。信じなくていいけどとりあえず行ってみて!って言いたい!
セリグマン -Seligman-
アメリカ横断の王道ルート66のフォトスポット。町中に溢れるルート66サインや音楽が独特な雰囲気を醸し出していました。小さな町ですが行く価値は十分にあり!
ラスベガス -Las Vegas-
カジノで儲けて旅費をタダにできるかも?!そんな期待を込めて訪れたラスベガス。
ビュッフェ食べ放題や無料のショーなど、お金がなくても楽しめる街でした!(察してください)
サルベーションマウンテン -Salvation Mountain-
数年前からインスタ界隈で人気になってきたフォトジェニックなスポット。そこには創設者の計り知れない想いとストーリーがありました。
近くにある塩湖や、もう一つのアート「イーストジーザス」も必見!
ロサンゼルス -Los Angels-
憧れのLA!ルート66の出発地点であるサンタモニカもここにあります。
海で焼いたりしたり、エンジェルスの大谷翔平選手を応援したり、人それぞれの楽しみ方ができるのもLAならでは。
サンフランシスコ -San Francisco-
旅のゴールに設定したサンフランシスコ。ゴールデンゲートブリッジやケーブルカーなど、人気ドラマ『フルハウス』を観ていた人なら「あーこれこれ!」ってなるスポットがいっぱい!
勿論、新鮮なシーフードや街並み散策など、色々な楽しみ方があるのでドラマを知らない人でも楽しめます。
アメリカ横断の方向 東から西向きがオススメ!
アメリカを横断を計画するすべての人に言いたい!
少しでも時間に余裕を持ちたい場合は東側から出発し西側を目指すルートが断然おすすめです。
何故なら、アメリカ国内には時差が発生するからです。
図のように、アメリカは4つのタイムゾーンに区切られており、各タイムゾーンの間には1時間の時差があります。アメリカの端と端ではなんと3時間もの時差が!!
こうなるともうお分かりでしょう…。
例えばテキサス州からニューメキシコ州へ移動する場合、州境を超えた瞬間1時間戻るのです。つまり1時間おトクということ♪
逆にニューメキシコ州からテキサス州へ移動する場合、1時間損をしてしまいます。こうなってくると旅も忙しく感じてしまうもの。
東から西を目指す唯一のデメリットは、タイムゾーンを跨ぐ日は1日が25時間になるので、「あれ?こんなに眠いのにまだ夜9時?」なんて症状が旅の後半で表れるくらいでしょうか…。
とはいえ、最初から時差ボケなのでここは気にしたら負けです!
アメリカ横断 費用は約3200ドル/人(別途航空券)
アメリカ横断を計画するにあたって一番気になるのは旅の費用。
今回は下記のスタイルで横断をした私たちが、実際に払った金額をお伝えしたいと思います。
- 4人グループ
- キャンピングカーで移動
- 期間は3週間
- 食事は基本自炊(外食は時々)
- 観光はケチらない
※為替の変動があるので、表記はあえて日本円に直さずドル表記しています。
※端数は省略しているので、内訳と合計値に若干のズレがありますがご容赦下さい。
キャンピングカー代:1170ドル/人
①レンタル時の料金:3780ドル(1人あたり約945ドル)
基本料金(5人乗り×19泊):1570ドル
保険:190ドル
乗り捨てオプション:0ドル
GPS+食器や布団などのアメニティ:280ドル
500マイルパッケージ×7:1463ドル※1
Wi-Fi (無制限):150ドル
カード払い手数料:124ドル
②返却時の追加料金:900ドル(1人あたり225ドル)
走行距離超過料金(3500マイルを超えた料金):750ドル※1
ジェネレーター(発電機)使用料:150ドル※2
※1.キャンピングカーによっては、基本料金の中に走行距離に対する料金が含まれていないことがあります。(その代わり基本料金はめちゃめちゃ安い。)この場合、事前に想定される走行距離分をオプション代として支払う必要があります。
私たちは事前に3500マイル分を支払っていたのですが、実際の走行距離は5500マイル以上。返却時に超過料金を支払う羽目になりました(確認不足って怖い)。
※2.走行中等にキャンピングカー内でエアコン等の電気を使う場合、ジェネレーター(発電機)を動かす必要があります。このジェネレーター使用料はキャンピングカー返却時に支払います。
1人あたりのキャンピングカー代の合計:
①+②=1170ドル
返却時の追加料金については、もう少し節約できたかな?と思う部分があります。
そんな反省点も踏まえて、記事を書いたので興味ある方は参考にしてみて下さい。
ガソリン代+その他車両費:580ドル/人
①ガソリン代:2210ドル
②オイル交換+タイヤ空気補充:60ドル
③プロパンガス補充:50
①~③合計=2320ドル(1人あたり約580ドル)
ガソリン代が思った以上にかかりました!キャンピングカーは特に大型なので、移動時間によっては1日200ドル払った日も!
RVパーク代:145ドル/人
RVパークとは、キャンピングカーごと宿泊できるキャンプ場のこと。給水や排水、給電ができるのでキャンピングカーの旅には欠かせない存在です。1泊の相場は20~60ドル。
私たちは節約のために隔日でRVパークへ宿泊、そうでない日は無料のパーキングエリアや24時間営業の店舗の駐車場で夜を明かしました。各地のRVパークには合計10日泊まりました。
10泊で合計580ドル(1人あたり145ドル)
その他宿泊費:155ドル/人
これは人によりけりなので参考までに。
私たちは最終日の飛行機が比較的早い時間の便だったので、キャンピングカーは前日に返してエアポートホテルに泊まりました。
①フロリダのディズニーホテル2泊分:400ドル
②モーテル1泊分:80ドル※3
③最終日の空港ホテル1泊:140ドル
①~③合計:620ドル(1人あたり155ドル)
※3.熱帯夜の中キャンピングカーのクーラーが効かなくなり急遽利用。
公共交通機関や駐車場料など:52ドル/人
アメリカのハイウェイは無料のところが殆どでしたが、一部有料道路があります。
また、基本的にキャンピングカー移動でしたが、小回りが利かないので街中ではバスやUberを使ったり、コインパーキングにキャンピングカーを停めることもありました。
①高速料金(確かフロリダのどこか):13ドル
②駐車場代金:72ドル
③Uberやバス代:122ドル
①~③合計=207ドル(1人あたり約52ドル)
食費:約400ドル/人
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②外食費(個別会計):310ドル※4
①⁺②=1人あたり400ドル
基本はWalmartで食材を買って自炊していました。BBQをしたり好きなものを惜しまず買っていましたが、自炊だけならこれだけで済みます。
※4.外食時は各々が個別に払ったり、その場で割り勘していたので1人分の額です。
観光費:275ドル/人
※ここでは最初から1人あたりの料金で記載しています。
ディズニーワールド1日券:125ドル
ジョンソン宇宙センター入場料:30ドル
ホワイトサンズ国立公園入場料:5ドル
フォーコーナーズモニュメント入場料:5ドル
ホースシューベント入場料:5ドル
アンテロープキャニオンツアー:98ドル
サンフランシスコのケーブルカー乗車券:7ドル
国立公園の入場料はそこまで高くないです。ちなみにホースシューベントはこれまで入場料が無料とされてきましたが、2019年から立派な駐車場が整備され1人5ドル徴収されるようになりました。
洗濯などの生活費:約50ドル/人
②ランドリー利用料…1人15ドルくらい(私の場合)
アメリカは驚くほどコインランドリーが安いです!洗濯が1.5ドル、乾燥で2ドルくらいのところが多かったです!
お土産代など個人の出費:約330ドル(私の場合)
横断中それはそれは財布の紐が緩々でした。(以下内訳)
・有名観光地のTシャツは高確率で買う。
・スタバの地域限定タンブラー3種類購入。
・カジノで70ドルでスる。←3秒で消えた。
・オーガニック系スーパーで爆買い。
観光メインという方も、実際に現地では目を引く雑貨がたくさんあるので、ある程度自由に使えるお金は確保しておくと良いです。
アメリカ横断 費用のまとめ
3週間の横断でかかった費用は、1人あたり3200ドルでした。日本円にすると約35万円です(1ドル=108円の場合)。
当初の予算だと1人あたり20万円程度+航空券代と踏んでいましたが、予想より10万円上回ってしまいました。
しかし外食は全くせずに自炊だけ+お土産も極力買わない、という超節約横断スタイルでもっと費用を安く抑えている方もいるようです。
旅のスタイルは人それぞれですが、節約もしつつ現地のレストランやお買い物も少しは楽しみたい!という方は、この記事でご紹介した費用を参考にしてみて下さい。
【おまけ】アメリカ行き航空券の相場は?
今回の予算にはアメリカ行き航空券代は含みませんでした。
しかしアメリカ横断を計画するにあたって、ある程度の相場を知りたい人もいると思います。
アメリカ横断の場合、「(例)日本⇔サンフランシスコ」といった単純な往復ではなく、
といったオープンジョーという航空券を購入することになります。
この場合、単純な往復チケットよりも割高になります。
ローシーズンでも12万円は見積もっておくと無難です。
安い航空券の探し方ですが、私はいつもスカイスキャナーを使って探しています。
まず航空券の検索ページから、「複数都市」を選択します。
すると、往路の出発地と到着地、復路の出発地と到着地をそれぞれ入力する欄が表示されます。
後は日付と人数を選んで検索を押すと・・・
上記のように、その時点で購入可能な航空券が表示されます。
画面右上に並べ替えができるボタンがあるので、最安プラン順や乗り換えが少ない順など、色々変えて検索してみると希望のチケットを見つけやすいです。
まとめ
- 横断中しっかり観光したいなら期間は3週間がオススメ!
- ルート選定はまず、行きたい観光スポットを決めてから!
- おすすめは南部+グランドサークル周遊ルート
- 横断の方向は東から西が圧倒的に良し!
- 4人で3週間なら、予算は一人当たり35万+航空券代が目安
- 安い航空券を検索するならスカイスキャナーがオススメ
アメリカ横断に行きたい!
行ってみたいけど具体的にどう取り掛かれば良いのか分からない…。
という方にとって、少しは参考になったでしょうか?
今後も旅の思い出を振り返りながら、役立つ情報を発信して行きたいと思います。