キャンピングカーの旅で必ず使うRVパーク。電気や水などの供給だけでなく、フリーWi-Fi、プールやルームシャワールーム、BBQ施設などを楽しむことができるのもRVパークの魅力のひとつです。
アメリカ各地にも多くのRVパークがあります。ここではアメリカでのRVパークの探し方や、初めてRVパークを利用するための基本的な設備を紹介していきたいと思います。
RVパークってどうやって探して予約するの?
RVパークでの排水や給水、給電の仕方がいまいちわからない
一泊あたりの相場を知りたい
アメリカのRVパーク探しは「RV Parky」がおすすめ
アメリカ国内には10,000箇所以上もRVパークがあります。
国立公園などの有名な観光地付近だけでなく、ハイウェイ沿いや小さな街でも簡単に見つかるので、それほど近くのRVパークを見つけるには全く困らないでしょう。しかし数が多いがゆえに、どのRVパークに宿泊するべきか迷うこともあると思います。
そこでおすすめなのが、RVパークの検索アプリ「RV Parky」。
GPSを使って近くのRVパークを見つけたり、街の名前で検索することもできます。
このアプリはそれぞれのRVパークの設備の有無を一目で確認することができるのでとても重宝していました。例えば、ランドリーを使いたい日にはランドリー付のRVパークに泊まりたいですよね!そんな時はランドリーマークがあるRVパークに絞って探していました。
余談:RVパーク以外にも泊まれる場所がある
「RV Parky」では、Walmart(スーパー)の駐車場も検索結果に表示されます。RVパーク代を節約するために広くてキャンピングカーも停めやすいWalmartで車中泊したいところですが、「No overnight parking」と注意書きがあるので避けたほうがいいでしょう。閉店後は人がほとんどいなくなるので治安面も心配です。
私たちは、RVパーク代を節約したい日は24時間営業のバーガーキングやガソリンスタンド付きのパーキングエリアを車中泊場所に選んでいました。真夜中でも人の出入りがあるので、治安面は安心でした。
料金は1泊あたり10ドル~80ドル
RVパークの宿泊料金はピンからキリまでですが、地域によってもかなり差があります。
ロサンゼルスやサンフランシスコなど西海岸は全体的に料金が高い印象ですが、それ以外の地域では一泊40ドルくらいでなかなか良い設備のRVパークに泊まることができました。
4人で旅をしていたので、一人当たり10ドル。激安ですね。
そうはいっても、毎日給水、排水、給電をする必要はなかったので、私たちは1日おきにRVパークに泊まり、それ以外は上記に書いたようにバーガーキングなどの駐車場に停めさせてもらっていました。
RVパークのネット予約は宿泊の2日前までに済ませたい
アメリカのRVパークは電話か各公式サイトからネット予約ができますが、ネット予約が無難です。(そもそも多くのRVパークでは電話での受付が24時間ではないので、夕方を過ぎると繋がらなくなる所が殆ど)
しかしネット予約でも当日や直前の場合はすぐに予約出来ず、RVパーク側からの回答メールを待つ必要があったりと(これがまた来ないんだ…)、正直面倒くさい経験をしました。
なのでアメリカのRVパークを予約する時は、余裕をもって2日前までには予約しておくと安心です。
※宿泊日が土日祝日に被る場合は、もうちょっと頑張って早めに予約しておきましょう。結構早く満車になります。
※予約なしで行って空いていれば泊まれることもありますが、夕方以降係員がいなくてチェックインすらできん!なんてことも。やっぱり予約しておきたいところ。
予約のしやすさなら「KOA」がダントツ
予約に一苦労することも多いアメリカのRVパークですが、大手チェーンのKOAならネットですぐに空き状況の確認ができ、オンラインだけで予約を完結することができるので超おすすめです。
ラスベガスのような都会だけでなく、モニュメントバレーやセドナなどの国立公園付近にも大体あるので、宿泊先はすべてKOAに統一するのもアリでしょう。大手なので設備もしっかりしていて、連泊する場合は割引もできたのでとても助かりました。
ひとつデメリットを言えば、他のRVパークと比べると若干の割高ということ。どこも平均で1泊あたり60ドル前後です。上記でご紹介した「RV Parky」と比較しながら上手に利用していきましょう。
電気・水の補給、排水の仕方
RVパークにチェックインできたら、まずキャンピングカーをインフラと接続しちゃいましょう。
給水ホース、給電、排水ホースをすべて繋いでさえおけば、あとはシャワーも電気も気兼ねなく使うことが出来ます!やり方は慣れてしまえばとても簡単!
電気の供給
まず電気を給電する前に、車内で電気を使っていないか確認しましょう。
給電用コードは、車体の左側にあります。パカっと開くとコードが詰まってます。
奥にプラグが挿さっているので、抜きます。
こんな感じでコードを外に引っ張り出して、
駐車スペースの左側にあるコンセントに挿入。
スイッチをONにすれば給電がはじまります。
排水
キャンピングカーの下に排水口があります。
排水口の蓋を取り外して、このように付属のホースをとりつけます。
地面にこのような蓋つきの穴があるのを探し、
そこにホースのもう片側を差し込みます。セッティングはこれで完了です!
後は排水するだけですが、ここで排水の順番に気を付けましょう。
キャンピングカーの排水タンクは、ブラックタンクとグレータンクの2種類があります。
②グレータンク・・・キッチンやシャワーの排水
汚さでいったら①が圧倒的ですね。笑
そこで排水する時は必ず、①ブラックタンクのノズルをまわし、その後②グレータンクのノズルを回します。これは、排せつ物がホースの内側に残ってしまわないようにするためです。
水の供給
水の供給口はリフィルとダイレクトの2ヵ所あります。(肝心な写真を撮り忘れました、ごめんなさい。)
リフィルは貯水タンクに補給するようの供給口です。RVパークにキャンピングカーを止めたら、まずはこのリフィルに専用ホースをつなぎましょう。
繋いだら蛇口を回すだけという簡単なお仕事です。
貯水タンクがいっぱいになったら、今度はダイレクトの供給口にホースをつなぎます。ダイレクトは水を貯めずにそのまま車内で水を使う時につなぎます。
自炊する場合は水を使うので、ダイレクトに繋いでおいたほうが何かと便利ですね。
その他RVパークで出来ること
洗濯
何週間にも及ぶアメリカ横断。さすがに全日程の洋服をスーツケースに詰めるわけにはいかないので、数日毎に洗濯していました。
大体のRVパークにはランドリーが設けられています。
料金は1回あたり洗濯が1.5ドル、乾燥が2ドルくらいでした。
洗濯時に使えるコインは25セントが殆どなので、25セントは多めに持ち歩いていると便利です。
シャワールーム
同じくシャワールームもほとんどのRVパークにあります。
ダイレクトの供給口に水のホースを繋いでおけば、キャンピングカー内のシャワールームも使い放題ですが、RVパークのシャワーのほうが水圧が高いからおすすめです!
使用料は滞在費に含まれます。
プロパンの補給
プロパンも少なくなってきたらRVパークで補給できます。(一部のRVパークでは出来ないところもあるので、RV Parkyで事前に確認しておきましょう。)
プロパンの補給は1回あたり15ドルが相場。補給は基本的にRVパークの係員にお願いしてやってもらいます。
キャンピングカー返却時はこのプロパン満タン返しも必須のところが多いです。忘れると普通にプロパンを補給するよりも高い追加料金を求められることがあるので注意しましょう。
RVパークの楽しみ方
RVパークでは宿泊だけでなく、滞在自体を楽しむこともできます。
先を急ぐ旅もいいですが、時には時間を作って仲間とゆっくり過ごすのもどうでしょうか♪
プールやヨガスタジオなどの施設を利用できる
RVパークによっては、リゾート型キャンプ場のようにジャグジー着きのプールやヨガスタジオが設けられているところもあります。
私たちはウォールマートで買ったヨガマットを持っていたので、ヨガスタジオがあれば屋内で、芝生があれば青空の下でヨガをしました♪
星空を楽しもう
RVパークは街の中心から少し離れた場所にあることが多いので、夜には星がキレイに見えます。特にモニュメントバレーなどの国立公園内にあるRVパークは満天の星空が楽しめます♪
BBQを楽しもう
キャンプといえばBBQ!RVパークにもBBQスペースが設けられていたり、BBQセットを買って自分たちの駐車スペースで楽しんでいる人も多くいました。
私たちは運よく他のドライバーから不要なBBQセットを譲ってもらうことができたので、ウォールマートで炭と材料だけ入手して、旅の後半はBBQを頻繁にしていました。笑
レストランで食べるとかなり食費が嵩んでしまいますが、BBQなら節約だけでなく楽しくおいしくアメリカンな食生活を送れるので是非やってみて下さい!