こんにちは、Nanakoです。オーストラリアワーホリ編もまだまだ続きます!
今回は西オーストラリアのリゾートホテルに仕事が決まったのでシドニーから移動した時の話。
(この仕事を見つけるまでの経緯や有給ホテルインターンシップについてはコチラ。)
「ついにローカルジョブで仕事ができる!」と、期待と不安に胸を膨らませて遥々移動しました。ところがその先とんでもない出来事が待っていたんです。(冷や汗)
私の職場を紹介します
私がオーストラリアワーホリでこの先合計6カ月過ごすことになるのホテルこちら↓
Karri Valley Resort(カリバリーリゾート)
写真のままですが、森に囲まれた湖畔のホテル。
電波は一切届きません。(ホテルのフロントに取り付けられている固定回線だけつながる。)
なので携帯電話もポータブルモバイルWIFIも全く役に立ちません。スタッフの休憩室に前までWIFIがありましたが途中から経費削減のために撤去されました(本当に勘弁してほしい)。
ホテルのコンセプトとしては”都会の喧騒に疲れた人に逃げ場”。確かに自然が豊かなので(というか自然しかないので)、ゆっくり癒されたいという宿泊客にはもってこいの場所。
広大な敷地面積の中で、ヤックやハイキング、釣りや動物への餌付け等のアクティビティが用意されています。
私はここでハウスキーパーとして採用されました。敷地内にあるスタッフ領に住み込み制なので、通勤の面倒がないのはGOOD!
合計16時間の移動
物語を語る前に、職場がどれくらい僻地にあるのか簡単に教えましょう!!
まずオーストラリアの地図をご覧下さい。
カリバリーリゾートは西オーストラリア州のサウザンフォレストという地域にあります。
最寄りの空港はパースなので、
まずシドニーからパースまで飛行機で約5時間。
その後パースからホテルまでは、
高速バスで7時間半かけて南下します。
もう、ホントに僻地中の僻地!!笑
私はシドニーを早朝に出発して、ホテルについたのは夜の8時過ぎ。NSW州とWA州では2時間の時差があるので、余計体力的に辛かった。笑
途中の道でダブルレインボーを見れたのには感動したけど・・・
約1時間後からひどいバス酔いを発症w
途中からはずーっとクネクネ道なので、かなりきついものがありました。(酔い止め必須)
私以外の乗客が途中からいなくなったので、前の席に座るも寒さとバス酔いに耐える数時間。
孤独と不安と吐き気と戦うバス移動
日が暮れて真っ暗な森の中。
乗客は途中の駅で全員降りてしまったので、バスの中には私と運転手さんだけ。
周りを見渡しても真っ暗で何も見えず、「本当にこの先に指定されたバス停があるのか・・・。」不安になってきました。
そんな様子を察したのか、運転手さんが話しかけてきてくれました。
運転手さん的には緊張を和らげたかったのか雑談してきたけど、「バス酔いと悪寒がやばい」と伝えたらジャンバーを貸してくれてそっとしておいてくれた。。。ありがとう><
目的地に誰もいない
この仕事を斡旋してくれたエージェントさんからは、
と案内されていました。
しかし実際に到着してみると、、、
誰もいない。
街頭もない真っ暗な場所。
バスのライトの先には数匹のカンガルーがピョンピョンはねているのが照らされているだけでそれ以外は何も見えませんでした><
いやいやいや・・・
本当にここがカリバリーのバス停なのかと確認すると「そうだ」とのこと。
・・・お迎えは?(半泣き)
運転手さんとナイトハイク
と、方向を指さしてくれたけど、あの道ってどれ(笑)見えない!
「バス停まで送迎が来るはずだったのにいない・・・」。
不安そうにそう説明したらなんとその運転手さん、エンジンを止めてレセプションまで一緒に歩いてくれた。><泣
しかも私の荷物まで持ってくれたんです。感謝しかない。
レセプションまでは街灯も何もなく真っ暗だったので懐中電灯で足元を照らしながら歩きました。
バス停からレセプションまで500mって看板あったけど、明らかに1kmは超えていたよ。
途中で、運転手さん気を使って、
と涙を煽るような質問をしてきた(笑)もうmissというよりは「帰りたい」が本心だったけど
と力弱く答えて涙をこらえようと上を見上げたら今まで見たことがない満点の星空。
うわぁぁぁぁ・・・・綺麗・・・・
と、涙がひっこみました。(情緒不安定w)
レセプションで唖然とされる
20分歩いてようやくレセプションに到着。
レセプションの反応→( ゚д゚)ポカーン
そこで運転手さんが事情を説明してくれ、その後「Good Luck!」と言い残して颯爽と帰っていきました。優しいおじさまだったな・・・ありがとう><
事情を知ったレセプションの人はオフィスと確認を取るとスタッフ寮ではなく客室に案内してくれました。
そして「明日の朝8時にもう一度レセプションに来てくれ」とのこと。
とにかく、やっと到着できたのでほっとしました。
へとへとでしたがお腹も空いていたので、ホテル内のレストランへ。
テーブルに腰かけ真っ暗な湖をぼーっと見つめていたら、レストランのマネージャーが挨拶に来てくれました。
料理を食べ終わってお勘定をしようとしたら、なんと、「払わなくていいよ」とのこと。
涙が出たぜ。
翌朝知った衝撃の事実
朝8時に言われた場所で待機していると、このホテルのボスが挨拶に来てくれました。
と謝罪してくれました。
話を聞くと、どうやら私がここへ来ることがエージェントから誰にも伝えられていなかったらしい。
その為私のシフトも当分用意されておらず、しばらくニートとして住み込む事になるのでした。
この時点でエージェントへの不信感はありましたがまだ序の口。この数週間後に私は怒りの電話を入れる事になるのでした。その話はまた後日♪