カナダワーホリのゼロ日目。日本からトロントへ飛び立った日の出来事。
タイトル通り乗り継ぎに失敗しました。
それもアメリカで治安ワースト1のデトロイトで(笑)
「デトロイト 乗り継ぎ」でググルと、「乗り継ぎ時間が短くてし心配」と掲示板に寄せられた相談も多いです。きっとこの記事に辿りついたあなたもその1人ではないでしょうか。
乗り継ぎ時間が2時間切ると不安ですよね。
私が予約した飛行機の便もなかなか攻めていました↓
DL276 成田15:40発→デトロイト14:20着
DL4503 デトロイト15:45発→トロント15:50着
※時差があるので日付を跨がず本来であれば同日に着く予定。
乗り継ぎ時間はなんと1時間25分!
もし到着日や翌日に予定を入れていたら、この乗り継ぎ時間の便は予約しちゃダメです。
私の場合は(この後書きますが)航空会社側の要因で乗り遅れましたが、予約の時にもう少し気を付けておけば防げたはずなんです。
- MCTを信じすぎた。乗り継ぎ時間は2時間以上を確保するべき。
- カスタマーサポートに人の助言をしっかり聞くべきだった。
- 長距離フライトは特に遅延する可能性高いことを考えていなかった。
- デトロイト空港は広くてとにかくショップが多いから乗り継ぎ時間がたっぷりあっても退屈しない。
上記は、運に任せて見事に敗れた私の反省点です。乗り遅れた具体的な経緯と振替便対応について詳しく書いたので是非参考になればと思います。
ミニマムコネクティングタイム(MCT)はあくまでも目安
乗り継ぎ航空券を購入する際、必ずこのミニマムコネクティングタイム(以下MCT)が必要になってきます。
簡単に言うと、
直訳の通り『最低乗継時間』です。
また、MCTは同じ空港でも[国内線⇔国内線]・[国内線⇔国際線]・[国際線⇔国際線]で変わってきます。
プロフィールにもちょこっと書きましたが、以前私は旅行会社で航空券の販売をしていました。
当時乗り継ぎ便を販売する際、このMCTにはかなり気を使っていました。万が一MCTを満たしていない便を予約してしまった場合、乗り継ぎに遅れる可能性が非常に高いからです。
※MCTは旅行会社や航空会社ので使っているCRSというシステムで調べれば簡単に出てきますが、一般の顧客向けには何故か公開されていません。
ただSkyscanner等の予約サイトの検索結果に表示される乗り継ぎ便は、MCTを満たしたものが表示されるので気にしなくて平気です。(あまりないケースですが)万が一別々のチケット購入して乗り継ぐ予定の人は、このMCTを航空会社に連絡して聞いてみて下さい。
話を戻しますが、私が予約した上記の便もスカイスキャナーで検索結果に出てきました。「乗り継ぎに2時間切ってはいるがデルタ側でMCTは満たしている便」という事なので、
と心配することなくポチりました。このMCTを信頼するあまりに痛い目にあったのです。笑
デトロイト乗り継ぎを選んだ経緯
SKYSCANNERで「東京→トロント」と検索.
- なるべく安い
- 20時間くらいの行程。
- 乗り継ぎ一回まで。
という条件で絞るとだいたいデルタ航空で以下のような選択肢になります。
- ミネアポリス乗り継ぎ
- アトランタ乗り継ぎ
- ロサンゼルス乗り継ぎ
- デトロイト乗り継ぎ
このうちトロント到着時刻が日没前の便はデトロイト乗り継ぎのみ。他の便は21時着や真夜中着ばかりでした。
予約していたバックパッカーズのチェックインが21時だったので、デトロイト乗り継ぎ以外は却下。
※バックパッカーズはフロントクローズ後でも、鍵をドアの横にかけておく等の対応をしてくれる所が殆どです。今回も頼めばやってくれたと思いますが、4月の寒いトロントの街を夜中に大きい荷物を転がしながらに歩くのに絶対にしんどい。私はいつも。初めての土地なら基本的に日没前の到着を選びます。
こうして私のデトロイト乗り継ぎが確定しました。
2回のスケジュールチェンジ
出発の3か月前に予約をしていたのですが、出発までトータル2回のスケジュールチェンジがありました。
※スケジュールチェンジとは、航空会社側の都合で予約便や時間が変更になること。
2回目のスケチェンで私の便がなんとアトランタ乗り継ぎに変更されていました。
そこで便を変更してもらおうとデルタ航空のカスタマーサポートセンターへ連絡する事に。
※変更不可のチケットでも航空会社都合のスケジュールチェンジが理由であれば、すんなり変更させてくれることが多いです。
カスタマーサポートからの助言
デルタ航空に電話をして事情を話すと、すぐに変わりの便を探してくれました。(勿論追加料金は取られません)
しかし当日日没前に就く便は満席とのこと。代わりに翌日の同時刻の便(デトロイト乗り継ぎ)を提案されました。まだ入国後の予定は決めていなかったので、その便への変更をお願いすることに。
その際にオペレーターさんから、言われた事。
※アメリカで乗り継ぐ場合は、目的地がアメリカでなくても一度入国審査を受ける必要があります。(つまりはESTAの事前取得も必要)
この時私は元同業者として、「あー免責案内ね。大事大事!」くらいにしか受け止めてませんでした。私のバカ!
こうしてオペレーターさんの(今思えば)親切な助言も華麗にスルーしてデトロイト乗り継ぎの便を再確保したのでした。
成田空港でチェックイン
カスタマーサポートに電話した際、アメリカでの国際線の乗り継ぎの場合、
- アメリカの入国審査を受けて(乗り継ぎでも)
- 荷物を受け取り、
- 荷物を再度預けてチェックイン
- 搭乗口へ
が必要と案内されていたので、デトロイト乗り継ぎが忙しくはなるだろうと覚悟はしていました。
ところが成田空港でデルタのカウンターでチェックインをした際、
とのこと。再度確認しましたが、「この便では大丈夫ですよ。」と言われました。
こうして気持ちに余裕が出たので、その後の空の旅を楽しみました。(映画3本も見てしまった。笑)
機内食おいしかった♡
まさかの遅延&入国審査激混み
デトロイト空港に到着した私は、入国審査の列に並びました。
並んでいる間にスマホを現地の時間に合わせた時、異変に気付きました。
一瞬スマホの不調かと思いましたが、空港のWIFIに繋いだとたんデルタ航空のアプリから通知が。
えええ!!!
一瞬画面を見て固まりました。
この時点で乗り継ぎ便までの時間があと25分しかない事に気づいたのです。
成田の出発時刻には特に遅れがなかったので完全に油断していましたが、長距離フライトの場合このように到着だけが遅れることがあり得るんですね!怖っ。
フライトが1時間ディレイしたので乗り継げない説濃厚
— Nanako@TABIJO トロント在住🇨🇦 (@nana_chikyujin) 2018年4月22日
入国審査と手荷物チェックに手こずる
入国審査待ち中はどうする事もできないのでとりあえずツイートしてみたものの、出来る限り足掻きたい。
今日中にトロントに行きたい。
乗り遅れたくない!!
そんな気持ちで並ぶこと30分。ようやく審査官までたどり着きました。
ここでアメリカでいちばん厳しいと言われるデトロイトの入国審査官に対してイライラ(笑)
(イライライラ)
ワーホリくらい知ってるだろ、意地悪っ!!
とにかく間に合いたいから、淡々と愚問(笑)に答えていきました。
極め付けがコレ↓
イライラしながらもようやく入国スタンプを押してもらえました。
次!乗り継ぎの手荷物検査まで走る!
すると、Baggage claimの係員に呼び止められました。
もう私に構わないでーー!!急いでいるのに!!!と心の中で叫ぶ。笑
「行先は?」と聞かれて、「トロント!」と答えたら通してもらえました。
しかしその先の手荷物検査も長蛇の列。。。
出発まであと8分なのに手荷物検査まだ。。泣
— Nanako@TABIJO トロント在住🇨🇦 (@nana_chikyujin) 2018年4月22日
靴まで脱ぐ丁寧な手荷物検査を終えて時計を見ると、丁度乗り継ぎ便の出発時刻をまわっていました。
完敗。
とりあえずデルタのヘルプデスクを探す
念のため電光掲示板で、乗る予定だった便名を探すも無かったので諦めてデルタのヘルプデスクを探しました。
人に聞きながら探すこと20分、ようやくヘルプデスクにたどり着きました。
カウンターの人に事情を話すと「I’m sorry about that.」と言ってすぐに代わりの便を探してくれました。
ところが次の便は満席。夜中に着く便 or 翌朝7時発の便なら空いているとのこと。
翌朝の便を選ぶなら無料でエアポートホテルを手配してくれるという事だったのでその案に決めました。
(予約していたバックパッカーズには1日目だけキャンセルする旨を連絡しました。じゃないと無断キャンセルと見なされて全日キャンセルさせられそうで怖かったから。)
気になっていた預け荷物は翌朝トロント到着時にピックアップできるとのこと。荷物の中に入っている着替えやアメニティが使えないのは不便だったけれど、長時間フライトでクタクタだったので寝れることは嬉しかったです。
デトロイトのエアポートホテルに無料で泊まる
ヘルプデスクからバウチャーを発行してもらい、外のシャトルバスの発着場へ。
寒い気温の中Tシャツ+パーカーで待つこと20分ようやくバスが来ました。
ホテルは空港からシャトルバスで15分くらいの所。
結局間に合わなかったので無料で空港ホテル泊まることにしました♡ 豪華!!#デトロイト #初のアメリカステイがこうなるとは pic.twitter.com/iVTQ2UFVez
— Nanako@TABIJO トロント在住🇨🇦 (@nana_chikyujin) 2018年4月22日
クイーンサイズのベットが2つある部屋を1人使いです。贅沢!ここで気を失ったように爆睡しました。
朝4時、シャトルバスでデトロイト空港へ。アメリカドル持っていない為、チップ渡せないトラブル発生。
運転手「チップは5ドルね」
私「本当すみません、急だったのでアメリカドル用意してないんです。」
運転手「日本円でいいよ」
私「…(1万円札しかない。) 100ドル分の札しかなくて…」
運転手「100ドル分でいいよ(真顔)」
私 「sorry…」
運転手 (はぁ…ಠ_ಠ)
— Nanako@TABIJO トロント在住🇨🇦 (@nana_chikyujin) 2018年4月23日
と、最後まで色々ありましたが、なんとか朝7時発の便に乗って無事トロントへ着きました。
最後に
私の場合、到着後に予定を入れていなかったので遅れても幸い支障はありませんでした。
- 結果的にトロントには明るいうちに到着できた事
- トロントのバッパー1日目のキャンセル料を払う代わりに豪華ホテルに泊まれたこと。
- ワーホリビザも1日伸びた。(1日後にずれただけ)
トロントと到着が当日夜でも翌日朝でも活動開始(部屋探し等)は翌日昼からに変わりはないので結果オーライだったなと思います。
ただし旅行や出張等、現地の滞在時間が限られている方は乗り継ぎに遅れるだけで損してしまいます。
行先はトロントに限らずとも、余裕をもって乗り継ぎ便を選ぶ事をオススメします。
スカイスキャナーの航空券比較